2017年3月25日土曜日

2017春ゲームマーケット頒布 ハーフ人狼ルールページ

2017年5月22日 追記

2017春のゲームマーケットの頒布にあわせて、2016秋のゲームマーケットで頒布したハーフ人狼のルールの一部を変更いたしました。

新しいルールはこちらのpdfの内容となります。
(主に追加カードのルールが整備されています)

pdfが開けない方は、このページにもルールを記載いたしました。




【イントロダクション】
とある村がありました。その村には恐ろしい伝承があります。

 かつてこの村には人の姿をした恐ろしい化け物<人狼>がいた。
 村の人々の推理と投票による処刑で、人狼は根絶やしにされた
 ――かと思われた。
 人狼には子どもがおり、その子どもは村の破滅を狙っている。

伝承は真実でした。村には恐るべき人狼の子どもが生き残っていたのです。
村に新たな脅威が迫っています。人狼と人の間から生まれた『ハーフ人狼』を見つけ、村に平和を取り戻しましょう。


【内容物】
・役職カード 18
(村人10/人狼1/占い師1/墓堀1/狂人1/罪人1/魔術師1/終末論者1/ブランク1枚)
・ルール説明書


【ゲームの準備】
4人プレイの場合
 村人6/人狼1/占い師1/狂人1枚の役職カード使用。9枚の役職カードをよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。余った1枚は裏向きにして『墓地』に置きます。
※『墓地』はテーブルの中央など、各プレイヤーから手の届きやすい場所に設定してください。

5人プレイの場合
 村人8枚/人狼1/占い師1/墓堀1/狂人1枚の役職カード使用。12枚の役職カードをよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。余った2枚は裏向きにして『墓地』に置きます。

6人プレイの場合
 村人10/人狼1/占い師1/墓堀1/狂人1枚の役職カード使用。14枚の役職カードをよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。余った2枚は裏向きにして『墓地』に置きます。

【ゲームの流れ】
ハーフ人狼は<朝><昼><夕>の3つのフェイズによって進行します。

<朝フェイズ>
 各プレイヤーは自分の2枚の役職カードの内容を確認し、好きな方の1枚を選んで右隣のプレイヤーに回します。そして、左側のプレイヤーから回ってきた1枚の役職カードを手札に加えます。この2枚の役職カードがあなたの『両親』を意味しており、その組み合わせによって役職や陣営が決定します。

【役職ルール①】
人狼か狂人の役職カードを持っていた場合<人狼陣営>になる。持っていない場合は<村人陣営>である。

【役職ルール②】
占い師か墓堀の役職カードを持っていた場合、朝フェイズにそれぞれの役職能力を実行する。

※注意1:占い師+人狼墓堀+狂人の組み合わせ場合、<人狼陣営>の役職能力者となる。つまり、占いや墓掘りの能力は行使するが、人狼陣営が勝つために、人狼が処刑されないように立ち回らなければならない。

※注意2:占い師+墓堀の組み合わせの場合、朝のフェイズに実行できる能力は片方の役職のものだけである。仮に占い師+墓堀のプレイヤーが「占い師の能力を行使する」と決めた場合、墓掘の能力を行使する際に自分が墓掘だと名乗り出て能力の行使はできない。ただし、<昼フェイズ>において「自分が実は墓掘のカードも持っていたが、占い師の能力を選択したのだ」と告白してもよい。(その告白が信用されるかどうかはあなた次第である)

【役職ルール③】
役職カードが人狼+狂人の場合、そのプレイヤーは『狂人狼』となり<人狼陣営>と<村人陣営>の勝敗条件が逆転する。つまり、狂人狼は処刑されることで勝利する。

 自分の役職を確認したら、どちらの役職カードが左隣から回ってきたか分からないようによく混ぜ、自分の前に2枚の役職カードを裏返しにして置きます。すべてのプレイヤーの前に2枚の役職カードが並んだら、全員が見ている状態で役職能力を次の順番で実行します。

1)占い師:墓地を含む、場に並べられているすべての役職カードの中から1枚を選び、自分だけ表面を確認する。

2)墓堀:墓地の役職カードを2枚とも確認し、好きな方の1枚と自分以外のプレイヤーの1枚とを交換する。交換されたプレイヤーは、自分の手元に来たカードを確認できる。

 1人のプレイヤーが占い師と墓堀の2枚の役職カードを持っていた場合、どちらかの役職の能力しか実行できません。この時、プレイヤーは「自分が占い師と墓堀の2枚を持っている」という内容の発言をしてはいけません。仮に占い師の能力を選択したならば、墓堀として誰も名乗り出ないことで墓堀の能力実行がスキップされます。
 役職能力がないにもかかわらず、あると嘘をついて役職能力を実行することはできません。また、役職能力を持つプレイヤーは必ず名乗りでなければなりません。役職能力者が名乗り出ないのは、役職カードが墓地にある場合か、1人のプレイヤーが占い師と墓堀の両方を持っていた場合のみです。
 すべての役職能力が実行し終わったところで、朝のフェイズは終了です。

<昼フェイズ>
 5分間の話し合いの時間です。全プレイヤーで話し合い、誰が人狼なのかを推理してください。
 議論の手掛かりとして、役職能力で見たカードの結果や、各プレイヤーが右のプレイヤーに何を回したかの確認から始めるといいでしょう。ここで各プレイヤーは自由に発言して構いません。嘘をついたほうが自身の陣営に有利と考えるならば、積極的に嘘をつくのが良いでしょう。5分が経過したら、議論の途中でも昼フェイズは終了となります。

<夕フェイズ>
 昼フェイズの話し合いを受けて、人狼だと思われるプレイヤーを全プレイヤーの投票によって決定します。墓地に人狼があると思う場合は墓地に投票をしてください。得票数の最も多いプレイヤーは人狼として処刑され(墓地が選ばれた場合、人狼伝説は迷信だと判断され)、ゲームは終了となります。
 もしも、得票数が同じプレイヤー(墓地)が複数いた場合は決選投票を行います。決選投票とは同票のプレイヤー(墓地)のみを投票対象とした全プレイヤーによる投票のやり直しです。それでも同票の場合、『村は恐慌状態』とみなし、人狼陣営の勝利となります。

【4人プレイの場合の投票について】
4人プレイの場合、狂人に投票権はない。これは村人陣営の票数と人狼陣営の票数が同じになってしまうからである。ただし、投票の際に投票しないプレイヤーが狂人だと判明すると、人狼陣営が極めて不利になる。そのため、投票の方法は「せーの」という掛け声の後で、全員が同時に投票先に指をさすなど「誰が狂人なのかわからない状況で全員が投票できる方法」を推奨する。
※4人プレイ時に狂人狼が登場した場合、そのプレイヤーは投票権を持つ。
※狂人は決選投票でも投票権を持たない。決選投票は誰が狂人なのか分かった状態で行われることになる。

【ゲームの勝敗】
 処刑されたプレイヤーの役職により勝敗が決定します。ハーフ人狼はチーム戦のため、たとえ自分が処刑されていたとしても、自分が所属する陣営の勝利条件が達成されていれば、そのプレイヤーは勝利したことになります。

●処刑されたプレイヤー(墓地)が人狼の役職カードを持っていた
村人陣営の勝利となります。おめでとうございます。村の平和は守られました。

●処刑されたプレイヤー(墓地)が人狼の役職カードを持っていなかった
→人狼陣営の勝利となります。無辜の村人が処刑されてしまいました。残念ながら、この村はもう長くもたないでしょう。

●処刑されたプレイヤーが狂人狼だった(人狼+狂人の組み合わせだった)
→狂った人狼を処刑しようとするなんてとんでもない! そんなことをすれば、暴れ回る狂人狼が村を……これ以上は語れませんが、何にせよゲームは狂人狼の一人勝ちです。村人陣営は最も悲惨な最期を迎えるでしょう。
※墓地が投票で選ばれ、墓地の組み合わせが人狼+狂人の場合は村人陣営の勝利となります。

●処刑されたプレイヤー(墓地)が人狼の役職カードをもっていなかった。ただし、ゲーム内に狂人狼がいた。
→罪もないプレイヤーが処刑されたのは残念なことですが、狂人狼の処刑は免れました。尊い犠牲により最悪の事態は避けられ、村人陣営の勝利となります。

【ゲームに慣れてきたら】
 罪人、終末論者、魔術師は追加の役職カードです。ゲームに慣れてきたら、これらを加えてゲームしてみてください。追加ルールについてはこの説明書の最後に記載されています。

【役職サマリ】
村人:何の能力も持たない普通の村人です。会話と推理で人狼を見つけ出してください。

占い師:朝フェイズに誰かの役職カード1枚を見ることができます。その情報が議論の手がかりになるでしょう。

墓堀:朝フェイズに墓地のすべてのカードを確認し、好きな1枚と誰かの1枚を交換できます。

人狼:このカードを持っているあなたは人狼陣営です。自分が処刑されなければあなたの勝利です。

狂人:このカードを持っているあなたは人狼陣営です。たとえ自分が処刑されても、人狼が処刑されなければあなたの勝利です。積極的に嘘をつき、場を乱し、村を混乱させ、人狼を守りましょう。

罪人:このカードを持ったプレイヤーの勝利条件は『自分の右隣のプレイヤーが処刑される』です。

魔術師:このカードを持ったプレイヤー自身には何の効果もありません。占い師か墓堀が役職能力で、誰かが所持している(あるいは墓地にある)魔術師のカードを見てしまった場合、その占い師か墓堀のプレイヤーは人狼陣営となります。

終末論者:このカードを持ったプレイヤーの勝利条件は『自分が処刑されること』です。あなたが処刑された場合、人狼陣営の勝利はなくなり、あなたの一人勝ちになります。
  
【陣営サマリ】
<村人陣営>
村人+村人/村人+占い師/村人+墓掘/占い師+墓掘
<人狼陣営>
村人+人狼/村人+狂人/占い師+人狼/占い師+狂人/墓掘り+人狼/
墓掘+狂人/人狼+狂人

【ゲームの流れサマリ】
①準備
 各プレイヤーに2枚ずつカードを配る。墓地にカードを2枚おく。
 (4人プレイの場合、墓地は1枚)
②朝フェイズ
 各プレイヤーは1枚のカードを右隣プレイヤーに渡す。その後、各プレイヤーは自分の2枚のカードをよく混ぜ、自分の前に伏せて置く。占い師のプレイヤーは任意のカード1枚を選び、自分だけ内容を確認する。
 墓堀のプレイヤーは墓地の2枚(4人プレイ時は1枚)の内容を自分だけ確認し、好きな方のカードを、任意のプレイヤーの1枚のカードと交換する。交換されたプレイヤーは、墓地からやってきたカードを確認する。

③昼フェイズ
 5分間の議論。ここからは自分の陣営が有利になるように自由に嘘をついてもよい。

④夕フェイズ
 人狼だと思われるプレイヤー(墓場)に投票を行う。得票数の多いプレイヤー(墓場)が処刑される。

⑤勝敗判定
 人狼が処刑されれば村人陣営の勝利。そうでなければ人狼陣営の勝利。例外として、処刑されたのが狂人狼だった場合、狂人狼の一人勝ちなる。


【追加ルール 6人用レギュレーション】
「魔術師の夜」
●使用カード
村人:9
占い師:1
墓掘り:1
人狼:1
狂人:1
魔術師:1

●魔術師の説明
魔術師は夜な夜な恐ろしい魔術の実験をする危険な人物です。その魔術実験を見てしまった人は……

魔術師は、自身は村人陣営ですが、占い師か墓掘りが魔術師のカードを見てしまうと、そのプレイヤーは狂人扱いとなり、人狼陣営に変わります。
※魔術師のカードを持っているだけでは人狼陣営にはなりません。
※魔術師によって人狼陣営に変わったプレイヤーは、投票権を持ちません。これは人狼陣営と村人陣営の票数が同数になってしまう可能性があるためです。

●具体例
(1)占い師であるプレイヤーAは、他プレイヤーのカードを確認しました。すると、そのカードは魔術師でした。プレイヤーAの手札の組み合わせは【占い師+村人】で村人陣営でしたが、魔術師のカードを見たことでプレイヤーAは狂人扱いとなり、人狼陣営となります。

(2)占い師であるプレイヤーAは、占いの時に墓地のカードを確認しました。すると、そのカードは魔術師でした。この場合も、プレイヤーAは人狼陣営となります。


(3)墓掘りでありプレイヤーBが墓地の2枚を確認した時、どちらかが魔術師でした。プレイヤーBの手札の組み合わせは【墓掘り+村人】で村人陣営でしたが、魔術師のカードを見たことでプレイヤーBは狂人扱いとなり、人狼陣営となります。さらに、魔術師のカードをプレイヤーCに渡しました。プレイヤーC
は魔術師のカードを確認しましたが、能力で見たわけではないのでプレイヤーC
は人狼陣営に変わりません

(4)墓掘りであるプレイヤーBが、墓地のカードと他のプレイヤーのカードを交換しました。この時、他のプレイヤーの手札から墓地へと移動したカードが魔術師でした。プレイヤーBは、他のプレイヤーの何のカードが墓地のカードと交換されたか知りません。そのため、プレイヤーBが人狼陣営になることはありません。

●役職組み合わせと陣営
【村人陣営】
魔術師+村人
魔術師+占い師
魔術師+墓掘り
【人狼陣営】
魔術師+人狼
魔術師+狂人


「危険な隣人」
●使用カード
村人:9
占い師:1
墓掘り:1
人狼:1
狂人:1
罪人:1

●罪人の説明
あなたの隣に越してきた隣人。特に怪しいところもない普通の人に見えますが、その正体は恐るべき殺人鬼でした。しかも、隣人はあなたに自分の正体が知られているのではないかと疑っているようです。

罪人は特殊な第三陣営です。罪人の勝利条件は「右隣のプレイヤーが処刑されること」です。右隣のプレイヤーが村人陣営なのか人狼陣営なのかは関係ありません。右隣のプレイヤーが処刑されなければ、罪人に勝利はありません。

●具体例
(1)罪人の右隣のプレイヤーは処刑されませんでした。また、処刑されたのは人狼陣営のプレイヤーでした。この場合、通常通り村人陣営が勝利し、罪人と人狼陣営は敗北となります。

(2)罪人の右隣のプレイヤーは処刑されませんでした。また、処刑されたのは村人陣営のプレイヤーでした。この場合、通常通り人狼陣営が勝利し、罪人と村人陣営は敗北となります。

(3)罪人の右隣のプレイヤーが処刑されました。また、処刑されたのは人狼陣営のプレイヤーでした。この場合、村人陣営と罪人の両方のプレイヤーの勝利となります。

(4)罪人の右隣のプレイヤーが処刑されました。また、処刑されたのは村人陣営のプレイヤーでした。この場合、人狼陣営と罪人の両方のプレイヤーの勝利となります。

(5)罪人の右隣のプレイヤーが処刑されました。また、処刑されたのは狂人狼でした。この場合、狂人狼と罪人の両方のプレイヤーの勝利となります。

●役職組み合わせと陣営
【村人陣営】
変更なし

【人狼陣営】
罪人+人狼
罪人+狂人
※上記の組み合わせの場合、罪人のカードの効果は消滅します。

【第三陣営(罪人陣営)】
罪人+村人
罪人+占い師
罪人+墓掘り


「滅びゆく世界にさようなら」
●使用カード
村人:9
占い師:1
墓掘り:1
人狼:1
狂人:1
終末論者:1

●終末論者の説明
「この世界の罪は間も無く浄化される。その浄化は崇高な破壊によってもたらされるであろう」そんな予言を信じているのが終末論者です。終末論者にとって、一刻も早く滅びてしまうことが最高の幸せなのです。

終末論者は特殊な第三陣営です。終末論者の勝利条件は「自分自身が処刑されること」です。

●具体例
(1)あなたは終末論者と人狼のカードを持っていました。あなたが処刑された場合、あなたは勝者となります。ただし、狂人のカードを持っているプレイヤーは敗者となります。

(2)あなたは終末論者と村人のカードを持っていました。人狼陣営のプレイヤーが処刑された場合、あなたは自身が処刑されなかったため敗者となります。

(3)あなたは終末論者と狂人のカードを持っていました。村人陣営のプレイヤーが処刑された場合、あなたは自身が処刑されなかったため敗者となります。

(4)あなたは狂人と村人のカードを持っていました。人狼+終末論者のプレイヤーが処刑されませんでした。この場合、狂人も村人も終末論者が処刑されなかったため両方とも勝利となります。

●役職組み合わせと陣営
【村人陣営】
変更なし

【人狼陣営】
変更なし

【第三陣営(終末論者陣営)】
終末論者+村人
終末論者+占い師
終末論者+墓掘り
終末論者+人狼
終末論者+狂人

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