【イントロダクション】
とある村がありました。その村には恐ろしい伝承があります。
かつてこの村には人の姿をした恐ろしい化け物<人狼>がいた。
村の人々の推理と投票による処刑で、人狼は根絶やしにされた
――かと思われた。
人狼には子どもがおり、その子どもは村の破滅を狙っている。
伝承は真実でした。村には恐るべき人狼の子どもが生き残っていたのです。
村に新たな脅威が迫っています。人狼と人の間から生まれた『ハーフ人狼』を見つけ、村に平和を取り戻しましょう。
【内容物】
・カード合計 23枚
(ルール3枚/村人10枚/人狼1枚/裏切り者1枚/占い師1枚/墓堀1枚/魔術師1枚/ゴリラ1枚/死神1枚/天使1枚/見習い1枚/ブランク1枚)
【ゲームの準備】
●4人プレイの場合
村人6枚/人狼1枚/占い師1枚/裏切り者1枚の役職カード使用。9枚の役職カードをよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。余った1枚は裏向きにして『墓地』に置きます。
※『墓地』はテーブルの中央など、各プレイヤーから手の届きやすい場所に設定してください。
●5人プレイの場合
村人8枚/人狼1枚/占い師1枚/墓堀1枚/裏切り者1枚の役職カード使用。12枚の役職カードをよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。余った2枚は裏向きにして『墓地』に置きます。
●6人プレイの場合
村人10枚/人狼1枚/占い師1枚/墓堀1枚/裏切り者1枚の役職カード使用。14枚の役職カードをよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。余った2枚は裏向きにして『墓地』に置きます。
【ゲームの流れ】
ハーフ人狼は<朝><昼><夕>の3つのフェイズによって進行します。
<朝フェイズ>
各プレイヤーは自分の2枚の役職カードの内容を確認し、好きな方の1枚を選んで右隣のプレイヤーに回します。そして、左側のプレイヤーから回ってきた1枚の役職カードを手札に加えます。この2枚の役職カードがあなたの『両親』を意味しており、その組み合わせによって役職や陣営が決定します。
【役職ルール①】
人狼か裏切り者の役職カードを持っていた場合<人狼陣営>になる。持っていない場合は<村人陣営>である。
人狼か裏切り者の役職カードを持っていた場合<人狼陣営>になる。持っていない場合は<村人陣営>である。
【役職ルール②】
占い師か墓堀の役職カードを持っていた場合、朝フェイズにそれぞれの役職能力を実行する。
占い師か墓堀の役職カードを持っていた場合、朝フェイズにそれぞれの役職能力を実行する。
※注意1:「占い師+人狼」や「墓堀+裏切り者」等の組み合わせ場合、<人狼陣営>の役職能力者となる。つまり、占いや墓掘りの能力は行使するが、人狼陣営が勝つために、人狼が処刑されないように立ち回らなければならない。
※注意2:「占い師+墓堀」の組み合わせの場合、朝のフェイズに実行できる能力は片方の役職のものだけである。仮に「占い師+墓堀」のプレイヤーが「占い師の能力を行使する」と決めた場合、墓掘の能力を行使する際に自分が墓掘だと名乗り出て能力の行使はできない。ただし、<昼フェイズ>において「自分が実は墓掘のカードも持っていたが、占い師の能力を選択したのだ」と告白してもよい。その告白を信用するか、墓掘の役職カードが墓地にあると考えるかは各プレイヤーの自由である。
【役職ルール③】
役職カードが「人狼+裏切り者」の場合、そのプレイヤーは『裏切り人狼』となり<人狼陣営>と<村人陣営>の勝敗条件が逆転する。つまり、裏切り人狼は処刑されることで勝利する。
役職カードが「人狼+裏切り者」の場合、そのプレイヤーは『裏切り人狼』となり<人狼陣営>と<村人陣営>の勝敗条件が逆転する。つまり、裏切り人狼は処刑されることで勝利する。
自分の役職を確認したら、どちらの役職カードが左隣から回ってきたか分からないようによく混ぜ、自分の前に2枚の役職カードを裏返しにして置きます。すべてのプレイヤーの前に2枚の役職カードが並んだら、全員が見ている状態で役職能力を次の順番で実行します。役職能力を発動するとき、その能力を持つ役職カードを表にしてください。
(1)占い師:墓地を除く、全ての役職カードの中から2枚を自由に選び、自分だけが確認する。ただし、同じプレイヤーの役職カードを2枚とも確認することはできない。また、4人プレイ時のみ2枚ではなく1枚のみの確認となる。
(2)墓堀:墓地の役職カードを2枚とも確認し(4人プレイ時のみ墓地は1枚)、好きな方の1枚と自分以外のプレイヤーの1枚とを交換する。交換されたプレイヤーは、自分の手元に来たカードを確認できる。
1人のプレイヤーが占い師と墓堀の2枚の役職カードを持っていた場合、どちらかの役職の能力しか実行できません。この時、プレイヤーは「自分が占い師と墓堀の2枚を持っている」という内容の発言をしてはいけません。仮に占い師の能力を選択したならば、墓堀として誰も名乗り出ないことで墓堀の能力実行がスキップされます。
役職能力がないにもかかわらず、あると嘘をついて役職能力を実行することはできません。また、役職能力を持つプレイヤーは必ず名乗りでなければなりません。役職能力者が名乗り出ないのは、役職カードが墓地にある場合か、1人のプレイヤーが占い師と墓堀の両方を持っていた場合のみです。
役職能力がないにもかかわらず、あると嘘をついて役職能力を実行することはできません。また、役職能力を持つプレイヤーは必ず名乗りでなければなりません。役職能力者が名乗り出ないのは、役職カードが墓地にある場合か、1人のプレイヤーが占い師と墓堀の両方を持っていた場合のみです。
すべての役職能力が実行し終わったところで、朝のフェイズは終了です。
<昼フェイズ>
3分間の話し合いの時間です。全プレイヤーで話し合い、誰が人狼なのかを推理してください。
議論の手掛かりとして、役職能力で見たカードの結果や、各プレイヤーが右のプレイヤーに何を回したかの確認から始めるといいでしょう。ここで各プレイヤーは自由に発言して構いません。嘘をついたほうが自身の陣営に有利と考えるならば、積極的に嘘をつくのが良いでしょう。3分が経過したら、議論の途中でも昼フェイズは終了となります。
<夕フェイズ>
昼フェイズの話し合いを受けて、人狼だと思われるプレイヤーを全プレイヤーの投票によって決定します。墓地に人狼があると思う場合は墓地に投票をしてください。得票数の最も多いプレイヤーは人狼として処刑され(墓地が選ばれた場合、人狼伝説は迷信だと判断され)、ゲームは終了となります。
もしも、得票数が同じプレイヤー(墓地)が複数いた場合は決選投票を行います。決選投票とは同票のプレイヤー(墓地)のみを投票対象とした全プレイヤーによる投票のやり直しです。それでも同票の場合、『村は恐慌状態』とみなし、人狼陣営の勝利となります。
もしも、得票数が同じプレイヤー(墓地)が複数いた場合は決選投票を行います。決選投票とは同票のプレイヤー(墓地)のみを投票対象とした全プレイヤーによる投票のやり直しです。それでも同票の場合、『村は恐慌状態』とみなし、人狼陣営の勝利となります。
【4人プレイの場合の投票について】
4人プレイの場合、裏切り者に投票権はない。これは村人陣営の票数と人狼陣営の票数が同じになってしまうからである。ただし、投票の際に投票しないプレイヤーが裏切り者だと判明すると、人狼陣営が極めて不利になる。そのため、投票の方法は「せーの」という掛け声の後で、全員が同時に投票先に指をさすなど「誰が裏切り者なのかわからない状況で全員が投票できる方法」を推奨する。
※4人プレイ時に裏切り人狼が登場した場合、そのプレイヤーは投票権を持つ。
※裏切り者は決選投票でも投票権を持たない。決選投票は誰が裏切り者なのか分かった状態で行われることになる。
【ゲームの勝敗】
処刑されたプレイヤーの役職により勝敗が決定します。ハーフ人狼はチーム戦のため、たとえ自分が処刑されていたとしても、自分が所属する陣営の勝利条件が達成されていれば、そのプレイヤーは勝利したことになります。
●処刑されたプレイヤー(墓地)が人狼の役職カードを持っていた
村人陣営の勝利となります。おめでとうございます。村の平和は守られました。
●処刑されたプレイヤー(墓地)が人狼の役職カードを持っていなかった
→人狼陣営の勝利となります。無辜の村人が処刑されてしまいました。残念ながら、この村はもう長くもたないでしょう。
●処刑されたプレイヤーが裏切り人狼だった(人狼+裏切り者の組み合わせだった)
→あなたたちが処刑したのは、人狼の裏切り者ですよ! あなたたちの村が、他の人狼たちに襲われていないのは、裏切り人狼が密かに同族から村を守っていたからです。処刑された裏切り人狼は重責から解放されますが、あなたたちの村は人狼の群れによって凄惨な最期を迎えることになるでしょう。この場合、裏切り人狼のみが勝者となります。
※墓地が投票で選ばれ、墓地の組み合わせが人狼+裏切り者の場合は村人陣営の勝利となります。
●処刑されたプレイヤー(墓地)が人狼の役職カードをもっていなかった。ただし、ゲーム内に裏切り人狼がいた。
→罪もない村人が処刑されたのは残念なことですが、裏切り人狼の処刑は免れました。尊い犠牲により最悪の事態は避けられ、村人陣営の勝利となります。
【ゲームに慣れてきたら】
ゴリラ、天使、死神、見習い、魔術師は追加の役職カードです。ゲームに慣れてきたら、これらを加えてゲームしてみてください。また、ブランクカードを利用して、前作のハーフ人狼の役職を追加して見たり、自分で考えたオリジナルの役職を追加するのも良いでしょう。
【役職サマリ】
村人:何の能力も持たない普通の村人です。会話と推理で人狼を見つけ出してください。
占い師:朝フェイズに2人の役職カードをそれぞれ1枚ずつ見ることができます。その情報が議論の手がかりになるでしょう。(4人プレイ時のみ1人の役職カードを1枚見る)
墓堀:朝フェイズに墓地のすべてのカードを確認し、好きな1枚と誰かの1枚を交換できます。
人狼:このカードを持っているあなたは人狼陣営です。自分が処刑されなければあなたの勝利です。
裏切り者:このカードを持っているあなたは人狼陣営です。たとえ自分が処刑されても、人狼が処刑されなければあなたの勝利です。積極的に嘘をつき、場を乱し、村を混乱させ、人狼を守りましょう。
ゴリラ:このカードを持ったプレイヤーは議論中に「うほうほ」としか話すことができません。ただし、ジェスチャーで意思を伝えることは可能です。
天使:このカードを持ったプレイヤーが役職カードを表にしていない場合(つまり、占い師でも墓掘りでもない場合)、あなたは議論中に天使の役職カードを表にすることができます。ただし、このカードを表にするとあなたは投票権を失います。
死神:死神がプレイヤーの手札にある場合、死神はなんの能力も持ちません。ただし、死神のカードが墓地にある場合、このゲームは「村人陣営vs人狼陣営」の戦いではなく、「生者陣営vs死者陣営」の戦いとなります。
魔術師:このカードを持ったプレイヤー自身には何の効果もありません。占い師か墓堀が役職能力で、誰かが所持している(あるいは墓地にある)魔術師のカードを見てしまった場合、その占い師か墓堀のプレイヤーは人狼陣営となります。
見習い:<朝フェイズ>に占い師か墓掘りが名乗り出なかった場合、見習いのカードを表にして、自分が名乗り出なかった役職の能力を使うことができます。ただし、占い師と墓掘りの両方の能力者が名乗り出なかったのならば、使える能力は占い師の能力のみです。
【ゲームの流れサマリ】
①準備
各プレイヤーに2枚ずつカードを配る。墓地にカードを2枚おく。
(4人プレイの場合、墓地は1枚)
②朝フェイズ
各プレイヤーは1枚のカードを右隣プレイヤーに渡す。その後、各プレイヤーは自分の2枚のカードをよく混ぜ、自分の前に伏せて置く。占い師のプレイヤーは墓地を除く任意のカード2枚を選び(4人プレイ時は1枚)、自分だけ内容を確認する。ただし、1人のプレイヤーのカードを2枚とも確認することはできない。
墓堀のプレイヤーは墓地の2枚(4人プレイ時は1枚)の内容を自分だけ確認し、好きな方のカードを、任意のプレイヤーの1枚のカードと交換する。交換されたプレイヤーは、墓地からやってきたカードを確認する。
③昼フェイズ
3分間の議論。ここからは自分の陣営が有利になるように自由に嘘をついてもよい。
④夕フェイズ
人狼だと思われるプレイヤー(墓場)に投票を行う。得票数の多いプレイヤー(墓場)が処刑される。
⑤勝敗判定
人狼が処刑されれば村人陣営の勝利。そうでなければ人狼陣営の勝利。例外として、処刑されたのが裏切り人狼だった場合、裏切り人狼の一人勝ちなる。
【追加ルール 6人用レギュレーション】
「魔術師の夜」
●使用カード
村人:9
占い師:1
墓掘り:1
人狼:1
裏切り者:1
魔術師:1
●魔術師の説明
魔術師は夜な夜な恐ろしい魔術の実験をする危険な人物です。その魔術実験を見てしまった人は……
魔術師は、自身は村人陣営ですが、占い師か墓掘りが魔術師のカードを見てしまうと、そのプレイヤーは裏切り者扱いとなり、人狼陣営に変わります。
※魔術師のカードを持っているだけでは人狼陣営にはなりません。
※魔術師によって人狼陣営に変わったプレイヤーは、投票権を持ちません。これは人狼陣営と村人陣営の票数が同数になってしまう可能性があるためです。
●具体例
(1)占い師であるプレイヤーAは、他プレイヤーのカードを確認しました。すると、そのカードは魔術師でした。プレイヤーAの手札の組み合わせは【占い師+村人】で村人陣営でしたが、魔術師のカードを見たことでプレイヤーAは裏切り者扱いとなり、人狼陣営となります。
(2)占い師であるプレイヤーAは、占いの時に墓地のカードを確認しました。すると、そのカードは魔術師でした。この場合も、プレイヤーAは人狼陣営となります。
(3)墓掘りでありプレイヤーBが墓地の2枚を確認した時、どちらかが魔術師でした。プレイヤーBの手札の組み合わせは【墓掘り+村人】で村人陣営でしたが、魔術師のカードを見たことでプレイヤーBは裏切り者扱いとなり、人狼陣営となります。さらに、魔術師のカードをプレイヤーCに渡しました。プレイヤーCは魔術師のカードを確認しましたが、能力で見たわけではないのでプレイヤーCは人狼陣営に変わりません。
(4)墓掘りであるプレイヤーBが、墓地のカードと他のプレイヤーのカードを交換しました。この時、他のプレイヤーの手札から墓地へと移動したカードが魔術師でした。プレイヤーBは、他のプレイヤーの何のカードが墓地のカードと交換されたか知りません。そのため、プレイヤーBが人狼陣営になることはありません。
「死者との戦い」
●使用カード
村人:9
占い師:1
墓掘り:1
人狼:1
裏切り者:1
死神:1
●死神の説明
死神は死を司るおそるべき神です。その力は強大で、死神に立ち向かうには全ての命ある者たちが協力する必要があります。たとえそれが恐ろしい人狼だったとしても。
死神のカードがプレイヤーの手にあった場合、死神はなんの能力も持ちません。しかし、墓地にあった場合、そのゲームは「人狼陣営vs村人陣営」ではなくなり、「死者陣営vs生者陣営」となります。これに伴い、各プレイヤーの陣営の割り振りや勝利条件が変更されます。
●陣営の割り振り
●陣営の割り振り
【死神陣営】墓掘り/裏切り者
【生者陣営】上記以外
●勝利条件
【死神陣営】投票で墓地が選ばれないこと。
【生者陣営】投票で墓地を選ぶこと。
人狼が処刑されるかどうか、裏切り人狼がいるかどうか、などは全て無視されます。
なお、決選投票でも同票となり村が恐慌状態となった場合、死者陣営の勝利となります。
【生者陣営】上記以外
●勝利条件
【死神陣営】投票で墓地が選ばれないこと。
【生者陣営】投票で墓地を選ぶこと。
人狼が処刑されるかどうか、裏切り人狼がいるかどうか、などは全て無視されます。
なお、決選投票でも同票となり村が恐慌状態となった場合、死者陣営の勝利となります。
●注意点
最初から墓地に死神のカードがあった場合、墓掘りは死神のカードを他のプレイヤーに渡すことはできません。
「その他の特殊カード」
天使/見習いは6人プレイ時に村人のカードと交換して使用することができます。
ゴリラは4〜6人プレイ時に村人のカードと交換して使用することができます。
ゴリラは4〜6人プレイ時に村人のカードと交換して使用することができます。